朝から数台のコンパクトカメラを持って外苑から表参道、原宿辺りをぐるぐる。デジタルだからいくらでも撮れるんだけど、結局一日回っても100枚くらいしか撮らなかった。67のフィルムで撮る感覚を持ってるから、無駄だと思ったものを撮らない感覚が染み付いてしまっている。結構撮った!と思ってプレビューの枚数を見ても「8」。
途中週刊誌から電話が来て、本城くんの受賞をどー思うか。という電話インタビューを受けた。 なぜ、あの二人なんだと思いますか? という質問があったから、 「気分でしょうね」 と答えたのだが、誤解があると嫌なんで一応説明すると、
女性三人のトリプル受賞もそうだったけれど、審査員は今回に関しても時代の気分をよく表している作家をチョイスしているようなイメージがある。それは審査員が独自に判断するものでは無く、むしろ世論による取捨選択の産物によるものだと言える。 時代によって、リアルで生々しいものが選ばれたり、虚構や幻想を描いたものが選ばれたりと、やはり時代の気分がそこには出るのではないかと思う。
インタビューでも、「本城さんはあの手法のことを最初から知っていたのでしょうか?」と言われたが、本当に世間はゴシップ好きなんだなと思う。アオリの手法なんてめちゃくちゃ昔からあったし、それを使ってることを一番最初に持ち出して本城くんが選んでるモティーフや色の使い方に目がいかないことが勿体無い。今のように明るい色彩ではなく、ヨーロッパの作家が用いるようなシャドウに意識を埋め込むコンセプトだったら広告でここまで用いられることは無かったと思う。(それが優れているということではなく)
大学院の時の、おじいちゃんを撮った写真は良かったなぁ。あそこに本質があるような気もする。が、あれに戻ることが出来るのか、本城くん。
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Date: 2007/03/19(mon)
No.236
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